子どもへの読み聞かせ、いつまで続けるべきか
悩んだことはありませんか?
うちでは、気づけばもう6年近く毎晩絵本を読んでいます。
特別な理由があるわけではないけれど、
寝る前の読み聞かせの時間は、親子にとってとても静かであたたかなひとときです。
今回は、そんな「たいせつな時間」について書いてみようと思います。
わがやの癒しの絵本タイム

毎晩の読み聞かせタイムは
子どもにとっても、私にとっても
かけがえのない時間です。

寝室にある本棚の前で
「どれにする?」と選ぶ時間から
もう絵本の時間は始まっているよ
たとえば日中に怒りすぎてしまった日。
寝る前に体をぎゅっと寄せ合って絵本の世界に入れば
元気がなかった子どもの心も、落ち込んでいた私の心も癒されます。

怒りながらじゃ
絵本の読み聞かせはできないもんね!
寝る前に必ず仲直りをしてから、優しいひとときを過ごします。
そんな何気ない時間を、
もう何百回も繰り返してきました。
絵本の読み聞かせの魅力、継続できた理由

なぜこれだけ絵本の読み聞かせを続けてきたかというと
”私も楽しいから”です。
- 純粋に、絵本そのものが楽しい
- 年齢によって、子どもの興味関心の移り変わりを知れて興味深い
- 姉妹で、絵本の好みが違うことを知れて興味深い
絵本そのものが楽しい
絵本って、身近な芸術作品ですよね。
作者が魂を込めて作り上げたのが伝わってくる絵本は読んでいて感動します。
美しい絵には、寝る前に癒されます。
思わず笑ってしまう面白い絵本は、親子でクスクス笑い
悲しい絵本で親子で泣いたり
怖い絵本を怖がる次女を見て、長女と「可愛いね」と話したり
そんな出来事の積み重ねが
ふわふわふかふか豊かな心を育てていくと思います。
子どもの興味関心の移り変わりを知れる
子どもたちの絵本の好みも
少しずつかわっていきました。
年齢 | 好む絵本 |
1歳ごろ | わかりやすい絵本 |
2歳ごろ | 「ママと赤ちゃん」がでてくる絵本 |
3、4歳ごろ | オールジャンル楽しんでくれた黄金期 |
4、5歳ごろ | おばけ、妖怪、ちょっと怖い話 |
6歳ごろ | 冒険の絵本 |
7歳ごろ | 悲しい話、科学絵本(ノンフィクション系) |

選ぶ絵本から
こどもたちの”今”が見えるような気がして
それもまた読み聞かせの楽しみ♩
姉妹で、絵本の好みが違う
ウリとナミでは、好む絵本も違います。
- ストーリーをしっかり味わっている様子
- お姉さん気分を味わいたいのか、対象年齢が少し上の絵本も好む
- サイズにもこだわりが。小さめサイズの絵本が特に好きで、持ち歩いたり、読んでとせがむ
- 合言葉は「かわいい!」
- かわいい動物、かわいいキャラクターが登場する絵本が好き
- ストーリーよりもビジュアルで絵本を楽しんでいる様子

同じ親が、同じ家で育ててるのに
こんなに違うんだね
これが「個性」なのかなって興味深く見ています。
絵本の定期購読の案内が届いた春に

春になると
幼稚園を通じて絵本の定期購読の案内がきます。

こんな絵本があるんだ!とワクワクしながら目を通すよ
でもその中で
『子どもの頭を良くする』
『非認知能力を伸ばす』
といったフレーズをみる度に、
少しだけ立ち止まりたくなります。

そんなに
目的をもって読むものなのかなぁ?
絵本って、もっと自由で
あたたかい存在なはずだから。
自由に絵本を楽しむことの大切さ

絵本は、ただの学びの道具ではないと思っていますが、
最近、絵本に知育効果を期待する風潮が強いですね。
お話の中で感じるドキドキやワクワク
登場人物たちに思いを馳せることで、
子どもたちは自然に感受性を育んでいくものだと思います。
文字の勉強や語彙力UPなどわかりやすい成果とは切り離して、
絵本の時間がただ自由に楽しむための時間であれば幸せですね。
心が感じたままに、
物語の中に浸ることが、
長い目で見て結局は一番の学びになるのではないかと感じています。
終わりに:絵本を通しての親子の絆

先日も、いつものように絵本を読んでいた時
長女がぽつんと言いました。

ままの声がすき。
ままのにおいもすき。
それを聞いた時、胸がふわっとあたたかくなったのを感じました。
絵本は、
親子の絆を深めてくれるきっかけになってくれます。
一緒に何度も読んだからこそわかる「内輪ネタ」も、私と娘たちにはたくさんあります。

子どもが悩んでいる時には
絵本を引き合いに出して、
どうすればいいか一緒に考えることもあるよ
「読んで」と持ってくる絵本を見て
元気なのか、ちょっと悲しいのか、
なんとなく子どもの気持ちがわかる日もあります。
子どもと絵本を読む時間は
たしかに、たからもののような時間だなぁと思うのです。
どんな絵本を選んだかよりも、
どんな能力が育ったかよりも、
その時間が、子ども達にとっての”安心”として、残ってくれたらいいなと思っています。
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