子どもの成長を、他の子と比べてしまうことありませんか?
お気持ちよくわかります。
でも、子どもの成長と発達を考える時
他の子と比べるよりもっと大切なことがあります!
それは、その子の「個人内の成長」を見てあげることです。
簡単に言うと、よその子との比較で成長をはかるのではなく
過去のその子との比較によって子どもの成長をはかるということです。
この考え方で子育てをすると
よその子が気にならなくなり
わが子の成長をゆったりした気持ちで応援してあげられるようになります。

長女ウリの「個人内の成長」に意識して目を向けるようになって
子育てが楽になった気がするよ
子どもの成長と発達は、「個人内の成長」と「他者間の成長」という2つの軸ではかることができる
子どもの成長は、「個人内の成長」と「他者間の成長」の2つの軸で見ることができます。

それぞれ詳しく説明します。
個人内の成長
これまでのその子と、現在のその子を比べることで見えてくる成長のことです。
他者との比較ではなく、あくまで比べるのは「過去のその子」。

大人にとっても、大切な考え方だね
「自分はこんなことができるようになった!」と気づけると
子どもも自信がつきますね。
本人が気づいていない小さなことでも
親から見て「前より成長したこと」が見つかったら
積極的に口に出して褒めてあげましょう♩
他者間の成長
その子と、ほかの子を比べることで見えてくる成長のことを言います。
自分よりできる子を見つけたら
「自分もできるようになりたい!」というやる気がでることもありますね。
時には、「自分はだめだ…」と落ち込んでしまうこともあるかもしれません。

他者間の成長を重視しすぎると、子どもはつらくなるよ
他者との優劣で得た自信は、その環境が変わったときに崩れやすいので
注意が必要です。
家庭では「個人内の成長」を重視するのが望ましい。その理由

どちらも大切な観点ですが、家庭で重視したいのは「個人内の成長」です。
学校では同じ年齢の子ども達と過ごすため、他者間の比較が起こりやすいです。
- テストの点数
- 足の速さ
- 容姿(年頃になると気にしてしまう子もいると思います)
- クラスでの人気もの度
などがよくありそうですね。
子どもたちは、知らず知らずのうちに
それらに一喜一憂しながら過ごすことになります。
一方、家庭ではその子をより個別に捉え、個人の成長を見つけ伸ばしていきやすいです。
他の子どもや、兄弟と比べるのではなく
その子の頑張りや成果を見てあげてください。
「個人内の成長」を大切にする子育てをしたい!具体的な方法

「個人内の成長」を大切にする子育てをしたい時どうすればよいでしょう。
具体的な方法として、下記の4つがポイントとなります。
- 子どもの個性や興味を尊重する
- 怒らず、咎めず、挑戦と失敗をサポートする
- 自主性と意思決定力を育む
- 子どもを信じ、ポジティブな期待をする
順番に見ていきましょう!
子どもの個性や興味を尊重する具体例
子どもが今好きなことや興味を持っていることに寄り添って、一緒に楽しめると良いですね。

動物に興味があるなら、家で飼ってみるとか、動物園へ連れて行ってあげるとか!
親が自分の好きなことにポジティブに関わってくれたら、子どもはとってもうれしいね♩

ママも一緒にやってくれると、もっとうれしいんだよ(にこにこ)

一緒に楽しむのはちょっと大変な時もあるけど
見てるだけより、子どもはうれしいんだろうな…♩
できる限りやってみよう!
何が好きなのかまだわからない場合、
子どもの夢中になれることや、得意なことを見つけてあげるところから始めると良いですね♩
「夢中になれること探し」わくわくする響きですね♩

他にも、休日の過ごし方ひとつでも
子どもの個性に合わせてあげられるね
内気な子は、休みの日は親とゆっくりしたいかもしれません。
活発な子は、今興味あることを思いっきり満喫するためにおでかけしたいかもしれません。
子どもが心地よく過ごせる時間が増えると、親子ともに嬉しいですね。
怒らず、咎めず、挑戦と失敗をサポートする具体例
子どもが何か失敗してしまった時
「失敗は学びになる!」と捉え、前向きに励ましてあげましょう。

ママのお手伝いをしようと思ったら、お茶こぼしちゃったよ

(怒らない、怒らない…)
急ぐとこぼしちゃうね
どんな風にやるとこぼれなかったかなぁ

ん~と
そーっと持ってくようにする

うんうん
その調子…♩
必要があれば、解決策を一緒に考えてあげましょう。
次に挑戦して成功できた時は、喜びもひとしおです!
小さな成功体験が詰めますね!
自主性と意思決定力を育む
日常生活で選択肢を与え、自分で決めさせる機会を増やしましょう。
例えば下記のようなことです
- 朝、洋服を選ばせる
- 好きな遊びを選べる環境を用意する
- 朝ごはんはパンにするか、ごはんにするかを選ばせる
- 今日、遊ぶ場所を決めさせる

決めさせてくれるとうれしいな♩
ママがいつもよりウリのことを気にかけてくれてるような気がする
より小さな子には、選択肢を2つにしてあげると良いです。

それなら簡単だから、ナミもできるよ
なるべく、親は先回りせずに間接的にサポートしてあげましょう。
子どもを信じ、ポジティブな期待をする
「あなたならできる」と成功を信じて励ましてあげましょう。
ポジティブな期待をされると、親に信頼されているんだと感じられます。

あした漢字のテストだ~
100点とれると思う?

ウリちゃんならとれると思う!
いっぱい漢字の練習してたの見てたよ

そうかな・・・
(うれしそう)
「ママが自分を信頼してくれている」と感じたようで、誇らしげでした。
一年生の漢字のテストは、簡単だったのもあり100点が採れました。
また小さな成功体験ができ、親子の絆も深まりました!
まとめ:子どもの成長は「個人内の成長」に注目してあげよう

子どもの成長は、「個人内の成長」と「他者間の成長」の2つの軸で見ることができます。
これまでのその子と、現在のその子を比べることで見えてくる成長のこと。
その子と、ほかの子を比べることで見えてくる成長のこと。
どちらも大切な観点ですが、家庭で重視したいのは「個人内の成長」です。
「個人内の成長」を大切にする子育てをしたい時
具体的な方法として、下記の4つがポイントとなります。
- 子どもの個性や興味を尊重する
- 怒らず、咎めず、挑戦と失敗をサポートする
- 自主性と意思決定力を育む
- 子どもを信じ、ポジティブな期待をする
「個人内の成長」を重視しながら子育てをすることで、
子どもの自己肯定感や自立心を育むことができます。
親が子供の「個人内の成長」フォーカスするだけで
家庭が子どもにとって安心できる環境となり
親から十分な愛情や信頼感を得られていると感じられることでしょう。
また、親自身も
よその子が気にならなくなり
わが子の成長をゆったりした気持ちで応援してあげられるようになります。
親子ともにハッピーですね♩
マヨも、子どもたちの「個人内の成長」に
たくさん気づいてあげたいです♩
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