佐藤一磨さんの『残酷すぎる幸せとお金の経済学』を読みました。
“幸せを数値的に計測し、計量経済学という方法で分析し、幸せに影響する原因を明らかにする”
という論理的な考え方に興味が湧いて、わくわくしながらページをめくります。

幸せって数値化できるの?
斬新なアプローチ!!
第4章は『子育てと幸せの経済学』となっていて
なんと、”子どものいる女性ほど幸福度が低い“と書いてあるではないですか!
わたし自身子どもが二人いるので、興味深く読ませていただきました。
子どもを産む前と産まれてからの自分の違い

子どもが産まれてから、良くも悪くも自分は変わったと思いますが
一番大きな点は
自分中心ではなく、他者(子)中心に生活できるようになった
ことだと思います。
- やりたいこと
- 生活スタイル
- 家具の配置
- 服装
- 食事のメニュー
挙げればきりがないですが、今まで当たり前だった様々なことに制約ができ
変化せざるを得なかったり、諦めざるを得なかったりしました。
でもこれら全てがマイナスなことばかりではないのが、不思議なところ。
例えば、服装ですが
ものすごく選択肢が減りました。
トレーナーにデニムで固定、みたいな。
でも選択肢が減った分、迷うことも減り、結果幸福度は上がったように感じます。

洋服を買う時、毎朝洋服を選ぶ時
選択肢が多いと、それぞれを吟味するために気づかないうちにエネルギーを使っていたんだね
子どもを産む前は、容姿、仕事の出来、愛想の良さで
女性は絶えず評価されたり競争にさらされている気がします。
(若い男性もあるのかな?)
それが、子どもが産まれると、子育てだけでいっぱいいっぱいになるので
いい意味でそういう「他者からの評価」について頭をめぐらせる暇もなくなります。
「不毛な女性同士の競争から降りられた。(精神的に)」って感じたのも、
子を産んだことによるプラスの影響です。

気にしなくていいことを気にして(例えば女性同士の競争)
重要ではないことにエネルギーを使って(例えば洋服)いた暮らしから、
目の前の赤ちゃんのことをひたすら考えお世話する生活になったよ
たくさん我慢することはあったけど、逆に幸せを感じるようになったよ
私は、子どもを産んで幸福度が下がったのか?

一瞬下がったけど、子どもからたくさんのものをもらった。結果、幸せ
一時は下がったかもしれません。
産後、半年くらいまでは。
赤ちゃんのお世話にも慣れてなくて、
今までのOL時代の暮らしと比べて落差も大きくて。
友人の中で一番早く出産したので、仕事に遊びに楽しんでいる友達をSNSで見て
うらやましく思った日もありました。

みんなはまだ女の子だな
私は女性である前に母親って感じ
でも、一方で
寂しさを感じる暇もないほど「ママ、ママ」言ってくれる子どもがいて
大変なことを一緒に乗り越えてきた夫クマとは、絆も深まりました。

子どもが産まれたからこそ
体験できた気持ちがたくさんあるよ
自分にとっての幸せがわかるようになり、幸福度はさらにあがる
子どもが産まれてからは
自分のキャパは有限なので、必然的に優先順位をつけないと毎日が回りませんでした。
- 空き時間でテレビを見るのか、家事を片付けるのか
- 子どもの望みを可能な限り優先する育児をするのか、自分も大事にするために子どもに我慢させるのか
- 手料理をつくるか、今隣で泣いている子を抱っこするのか
- あまり行きたくないランチ会、夫に子どもを預けてまで参加するのか
- お金を稼ぐために仕事を優先するのか、子どもとゆっくり過ごす時間を優先するのか
小さなことから大きなことまで、優先順位をつけて選択していく連続。
自分にとって本当に必要なこと、自分にとっての幸せ、家族にとっての幸せについて
考えが深まりました。
自分にとっての幸せがわかるようになり、幸せな選択ができるようになり
どんどん幸福度は上がっていきます。
女性の幸福度を下げる最大の原因は「お金」

『残酷すぎる幸せとお金の経済学』によると
子どもを持つことによって女性の幸福度が低下するのは、金銭的負担が主な原因であり、子ども自体は女性の幸福度を高めている
『残酷すぎる幸せとお金の経済学』より引用
だそうです。
これには頭がもげそうになるほど頷けます。
子どもの存在自体は、たくさんの幸せを私たちに与えてくれるんですよね!
例えば、私は結婚式にお金をかけていない方ですが
それでも結婚式にかけた費用を、産後すぐに使っていたら良かったと何度も考えたことがあります。
産後、大変だったことの多くはお金で解決できたことでしたから。
同著では、
①お金 に加え、②夫婦関係 ③家事・育児負担
も女性の幸福度を低下させる原因として挙げられています。
初めての子育てにより、夫婦共に精神的・肉体的なストレスを抱えて夫婦仲が悪化します。
そして日本社会では家事・育児を主に女性が担うので、女性の負担が大きくなり
幸福度が低下するそうです。

②夫婦関係 ③家事・育児負担のどちらも、お金で解決できそうだね
育児経験豊富なヘルパーさんや、
家事代行を利用して夫婦の負担を減らせたとしたら…
かわいい赤ちゃんのお世話に専念できて、幸せな産後だろうなあ~
お金の使い時を見極めるのが難しい
2人目を産む前から、夫婦で産後は「産後ケア」を頼もうと話していました。

初めての2人育児。
育児の負担も心配だったし、上の子の心のケアもしたかったんだ
しばらく貯金ができなくなるかもしれないけど頼もうね、と話していたよ
ですが、いざ2人育児が始まると
私が「自分でも頑張れる!」と謎の頑張り宣言をしてしまい…
結局、利用せずに終わりました。

月数万円の出費は大きかったし
頑張ればできる!とたくましい母になりきっていたよ
渦中にいると気付けないのですが、
あの時は絶対ヘルパーさんを利用した方が良かったです。
そうしたら、上の子にもう少し構ってあげられたし
私も精神的に楽でした。
一生のうちに、こんなに大変な時期ってそれほど何回もないのだから。

素直に甘えれば良かったなあ
仮に、結婚式に200万円使ったと仮定します。
その200万円は約3時間の式でなくなってしまいますね。
楽しい思い出と、たくさんの写真が残りますが、
もし、そのお金を産後ケアに使っていたらどうでしょうか?
幸福度に違いは出るでしょうか?
1時間3,000円×4時間 を 週に4回で48,000円
月額:192,000円
この高頻度で、利用し続けたとしても200万あれば10か月間ケアを受けられます。
10か月もあれば、下の子も大きくなりぐっと楽になりますよね。
私の場合は、産後に使った方が「自分の幸福度」は間違いなくあがったと思っています。

どちらも同じ200万円なのに
引き換えられる「幸福度」は大きく違うよ
お金の使い方って難しいね
今日コンビニで使った200円で、どのくらい幸福度があがったかな?
貯金がんばりすぎるするより、
子どもが小さいうちにたくさん旅行へ行って思い出を作ったほうがいい?
お金を使うたびに、そんなことが頭をよぎります。
上手にお金を幸福と引き換えられるようになりたいものです。
コメント